2024/1/28

また魚市場⁉︎

 昨日は午前お二人、午後お二人での釣行でした。午前中は予報以上の北西の風が吹いており、風波がうねりに近い状態でした。安全第一を考えて沖行きを断念。近場のみの釣行となりました。しかし、どこに行ってもベイトも魚も魚探に映らず、極めて厳しい展開。これまでに実績のあったポイントをしらみ潰しに攻めてみるものの、ついにノーフィッシュに終わってしまいました。ベイトがいる時は爆釣することもあるのですが、とにかく最近調子が悪い。
 午後からは風が収まってきたので沖のポイントへ。ベイトを見つけて釣りを始めるとすぐに40センチから50センチのネリゴラッシュに突入。みるみる生簀の中が賑やかになりました。ポイントを移動して、さらに50センチオーバーのマダイもゲット。友達お二人の釣りの競演でしたが、釣果には大きな開きがありました。しかし、納竿間際にドラマが待っていました。魚探から目を離して「ラストひと流しで〜す」とお声かけしようと顔を上げると、釣果で負けている方のロッドが海中に突き刺さっているではありませんか。慌ててタモを持っていくと、竿が一直線にのされたままです。「ただ重たい」とおっしゃるので「地球?サメ?カメ?アラ?」船上で様々な憶測が飛び交います。ラインがジワ〜と斜めに移動していきますので、何かのデカバンが横にゆっくりと泳いでいることはわかります。上層まで巻き上げてきたかなと思ったら、突然海底に向かって走り出しました。硬めのドラグ調整(後で聞きましたが)のリールのスプールが「ギュッ、ギュッ、ギュッ、ギュウーーー」「ギュッ、ギュッ、ギュッ、ギューーーー」と音を立てて反転し、ラインが何度も何度も引き出されていきます。度重なる突っ込みに耐えながら、ようやく見えてきた獲物は、カンパチ独特の色合い。海面でも抵抗を重ね、緊迫したタモ入れとなりましたが、釣り上げたのは75センチ程の見事なカンパチでした。ここで納竿となりましたが、帰港して、エンジンルームの上に並べてみると、また魚市場の一角のようになりました。午前中のお二人には大変申し訳ない思いですが、後日、ご予約をいただいていますので、是非ともリベンジしていただきたいと思います。下はお二人分の写真です。一昨日のお客様と、午後のお二人が筋肉痛にならなければ良いのですが。